契約書の「袋とじ」は必要?袋とじの方法と契印のルールをイラストで解説

袋とじした契約書

ポイント1:日本の契約書は袋とじが一般的です

契約書が数ページにわたる場合、差し替え等を防止するために製本テープで袋とじ(製本)し、契印を押印することが一般的です。

契約書をホッチキス止めし、見開きの継ぎ目部分に契印を押印する方法もあります。

袋とじした契約書とホッチキス止めした契約書

なお、契約書を両面印刷して2ページを1枚にまとめたり、A3用紙を使用してA4の4ページを1枚に集約するなど、1枚の用紙に複数ページを配置する方法もあります。この範囲内で収まるページ数であれば、契約書を綴じる作業は不要となります。

契約書の形式に決まりはありませんので、当事者間の合意があればこれら以外の形式でも問題ありません。

通常は当事者の一方が相手方の契約書製本を作成しますので、作成当事者の取決めに従うことが多くなると思います。契約書のとじ方にルールを定めている場合は、事前に相手と調整しておく必要があります。

ポイント2:外国(英文)の契約書はホッチキス止めが一般的です

外国では契約書をホッチキス止めすることが一般的です。差し替え等を防ぐ手段として全ページの余白に両当事者がイニシャルを記入します。糊付けして袋とじしたり、余白に穴を開けリボンを通してまとめるというやり方も存在しますが、現在ではあまり使われていないようです。

英文契約書の綴じ方(ホッチキス止めとイニシャル)

契約書は当事者の数分を作成し、各当事者が保管するのが一般的です。そのため、改ざんをしても他の当事者からその指摘を受けてしまいますので、現実には改ざんは難しいでしょう。また、今後は電子契約が普及することで、紙の契約書のようなとじ方は不要になるでしょう。

電子契約に関しては、こちらの記事も参考にしてください。
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この記事の著者:加藤達夫(行政書士)
契約書業務を専門とする行政書士。大手企業の法務部門で37年間、契約実務に従事した後に独立。現在は、日本語・英語双方の契約書の作成に対応しています。ベンチャー企業から中小企業まで、幅広い事業者の契約実務をサポート。条文の背景や潜在的なリスクを分かりやすく説明し、実務で使える契約書の作成を心がけています。

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