契約と法律の適用順位
契約書を作成・検討するする際に知っておくべき知識の一つに、契約と法律の適用順位があります。契約内容は当事者が自由に定められるのが原則ですが、契約書よりも法律が優先する場合があります。また、契約書に定めのない事項は法律が適 […]
契約書の訂正・修正方法 ―訂正印や修正契約書などについて解説します―
契約書の締結後に、誤りが見つかった場合や、内容を変更する必要が生じた場合はどうすればよいでしょうか※。 契約書を訂正する方法には、以下の4つがあります。① 訂正印を用いて修正する。② 捨印を用いて修正する。③ 修正契約書 […]
契約期間の延長・更新
一回限りの商品売買などを除き、多くの契約では有効期間を設定します。自動更新条項を設けていない場合は期間満了により契約は終了しますので、契約の期間を延長したい場合は、その旨を当事者で合意する必要があります。本稿では、具体的 […]
継続的取引における段階ごとの契約手法 ―契約の種類とポイントについて―
商品の販売、サービスの提供、製造委託などでは、一回限りの取引だけでなく、長期にわたる継続的な取引を行うことが多いと思います。販売店や代理店となって継続的な取引を行うこともあります※。このような場合は、取引段階に応じて適切 […]
英文契約書の基礎知識① ―英文契約書はなぜ長文になるのか―
英文契約(国際契約)に対応した経験のある方、あるいは現在対応を行っている方の多くは、「英文契約書は長い」と感じることが多い思います。なぜ長文になるのかについては、以下のような理由が存在します。 1.契約書の作成は取引ごと […]
英文契約書の基礎知識② ―契約成立には「約因」が必用です―
英文契約は英米法に基づく契約の概念を背景にしています。英米法で契約を有効に成立させるためには、「約因」が必要です。実務上はあまり気にする必要はありませんが、知識として知っておくとよいでしょう。 1.約因とは 英米法(コモ […]
英文契約書の基礎知識③ ―英文契約の見えない保証に注意―
英文契約は英米法に基づく契約の概念を背景にしています。英米法では契約書に記載しなくても一定の保証をしたことになっていることをご存じでしょうか。英米法には「明示の保証」と「黙示の保証」の二つの保証があるのです。 1.明示の […]
英文契約書の基礎知識④ ―準拠法と紛争解決条項―
英文(国際)契約ては重要な取り決めです。日本の当事者間で結ぶ国内契約の場合、特に取り決めがない限り日本の法律が準拠法となり、争いが生じれば日本の裁判所に判断を仰ぐことになります。しかし、異なる国の当事者間で結ぶ国際契約の […]
英文契約書の基礎知識⑤ ―一般条項で知っておきたい知識3選―
一般条項において、英米法に特徴的な条項をご紹介します。これらはさまざまな種類の契約書に記載されることが多いため、概要を理解しておくことが重要です。 1.完全合意条項(Entire Agreement Clause) 完全 […]
英文契約書の基礎知識⑥ ―複数言語で契約書を作成する場合の注意点―
契約書をどの言語で作成するかは当事者の自由です。国際契約では英語で契約書を作成することが多いですが、当事者が英語を母国語としていない場合、当事者の自国語の契約書も作成することがあります。この場合、複数言語の契約書が存在す […]